食事の最初に野菜から食べるモデルや女性芸能人が多いと耳にしたことありませんか?
なんでも、野菜を食事の前に食べると身体によかったり、ダイエット効果も期待できるのが理由なんだとか!!
でも、たったそれだけで本当に健康やダイエットに良いのか疑問です。
調べてみると、
食物繊維が豊富な野菜を先に食べることで血糖値の急上昇を緩やかにし、体脂肪の蓄積防止になり、それが減量効果になるとの理由があるようです!!気になるので詳しくみてみましょう!!
野菜の植物繊維には生活習慣病の予防にも!

野菜には食物繊維がふんだんに含まれています。
食物繊維は便秘予防に良いのは有名ですが、他にも心筋梗塞、糖尿病、肥満などの生活習慣病の予防に役立ちます。
そして、血糖値の急上昇を緩やかにする働きも持っているんです!
効果的な方法として、
野菜を食事の20分前に食べておくことで、食物繊維がフィルターの役割を担い、糖の吸収を緩やかにし結果、血糖値の急上昇を防いでくれるんです。
反対に、ごはんなどの炭水化物(糖質)から先に食べてしまうと、血糖値を急上昇させてしまうので逆効果になります!!
また、食物繊維は胃の中で水分を含んで膨らむ特徴があるので、満腹感を得やすく食べ過ぎを防止する効果も期待できます。
血糖値は食事の最中上がりやすくなりますので、野菜を先に食べることで抑えることが出来るんですね。
血糖値の急上昇によって、身体には下記6つのような様々な悪影響が生じてしまうのです。
①脂肪が蓄積しやすく太りやすい原因に!
血糖値が急上昇すると、体内では血糖値を下げようとインスリンというホルモンが分泌されます。
インスリンの働きで、各細胞に血糖が吸収されるのですが、こうやって急激に細胞に取り込まれた血糖は、脂肪へと変わりやすく、体脂肪蓄積に繋がってしまうのです。
②インスリンの働きが低下し糖尿病になる!
血糖値の急上昇が頻繁に起こると、血糖値を下げるためのインスリンの働きが低下してしまいます。
すると糖尿病の原因となるのです!
糖尿病はインスリン作用の不足により起こる慢性の高血糖状態の代謝疾患です。
③動脈硬化の原因に!
血糖値の急上昇が原因で糖尿病になると、血管の中は血糖値が高い状態が続き、血管を傷つけたり、血液をドロドロにしたり、さまざまな負担を血管に与える非常に怖い病気ですが、
糖尿病の他にも血糖が、血管の壁を傷つけやすくなるので、動脈硬化の原因になります!
④食欲を抑えられず太りやすい体質に!
インスリンの働きが低下することで起こる糖尿病や動脈硬化ですが、逆に体内のインスリンの働きにより、急激に血糖値が下がり低血糖になった場合は、
『甘いものが食べたい』『もっと食べたい』…と、逆に沢山食べてしまう原因になり、太ってしまうこともあります。
⑤老化を促進させる!
血糖値が高いと、体内の細胞と糖が結びついてしまい糖化という現象を引き起こします。
この糖化は、体内で老化物質を作り出すという特徴を持ちます。
また、老化の原因や骨粗しょう症の原因にもなります。
⑥イライラや不安感でストレスの原因に!
血糖の急上昇は、体内のインスリンの働きによって急低下させられると、今度は低血糖の状態になります。
そして人間の体内では血糖値を上げるホルモンを放出されます。
このホルモン(アドレナリン・ノルアドレナリン・ドーパミンなど)は、脳を覚醒状態にします。
血糖値が原因でホルモンのバランスがとれていないと、イライラや不安感が抑えられずにストレスになってしまいます。
野菜を先に食べることで簡単に悪影響を回避!
食事の最初に野菜を食べることでこれらの悪影響を回避することができるんです。
また、よく噛んでゆっくり食べることも、血糖値の急上昇を抑えてくれます。
そして食後や甘いものを食べた後に、軽く運動をすると糖がインスリンによって吸収される前に消費されるので、減量効果のアップにもなります。
何も難しいことはありません。
ただ食事の前に普通にサラダを4、5口食べるだけで十分なのです。
これだけで減量効果に期待でき、上記に挙げた悪影響も回避できるとか…最高じゃないですか?
別に野菜を摂らなくても、野菜がふんだんに含まれているスムージー、青汁、酵素ドリンク、チラコイドなどのドリンク系ダイエット食品を食前に飲用することで、満腹感も得られ食べる食事の量も減りダイエット効果もより一層期待できますね。
糖質が高くGI値の高い野菜では逆効果!

野菜は食物繊維が豊富なので、食事の最初に食べると血糖値の上昇を抑える働きがあるのですが、どんな野菜から食べてもいいワケではありません。
ニンジン、レンコンなどのGI値(体内で糖に変わり血糖値が上昇するスピードを計った値)が高い野菜の場合は糖質も高い為、逆に肉や魚などのたんぱく質から先に食べるほうが、確実に血糖値の上昇を抑えられると言われています。
- ジャガイモ
- ニンジン
- 山芋
- レンコン
- とうもろこし
- 長いも
- かぼちゃ
- 里芋
GI値の高い食品を食べる
⇒血糖値が急激に上昇する
⇒血糖値を下げる為にインシュリンが多く分泌される
⇒血糖値が下がる
⇒インシュリンは脂肪を作り、脂肪の分解を抑制する
⇒体重が増える(太る)
同じ野菜でも、GI値の高い低いで全くの逆効果になるのにはビックリですが、これを頭に入れておくだけでも確実に減量効果に役立つはずです!!
食事の最初に野菜を食べるだけで、体脂肪の蓄積防止に!

空腹の時は血液中のブドウ糖が少なく血糖値が低い状態になっています。
血糖値が急上昇しやすい糖質(炭水化物)をたくさん摂ると、その上昇を抑えるためにすい臓からインスリンが分泌されます。
インスリンはエネルギーとして使われなかった血糖をグリコーゲンとして肝臓や筋肉に蓄え、余った糖を体脂肪に変える働きがあります。
食事の時は血糖値が上がりやすくなる為、インスリンがより多く分泌され、脂肪が蓄積されやすくなってしまいます。
血糖値の上昇が緩やかにする働きがある食物繊維がたっぷり含まれている野菜を摂ることで、インスリンの分泌が少なくなり、脂肪の蓄積を少なくできます。この仕組みを利用することで、脂肪の蓄積を抑えることで、ダイエット効果に期待ができる他に食べ過ぎや便秘の改善にもなるんです。
まとめ

そして、食事の最初にその野菜を食べることで血糖値の急上昇を緩やかにする働きも持っているんです!
しかし、同じ野菜でも糖質が含まれるGI値の高い野菜は全くの逆効果になるので注意しましょう!!
非常に簡単な方法で、脂肪の蓄積を抑えダイエット効果に期待ができる他に食べ過ぎにも効果があるとか一石二鳥ですね!